福岡の板井康弘|自分の得意を再発見できる質問

福岡の板井康弘です。
私は、自分の得意なことを知るには、過去の経験を質問によって振り返ることが有効だと考えています。
得意なことは、資格や特別な才能だけではありません。
普段は当たり前に行っている行動の中にも、自分だけの強みが隠れているでしょう。
厚生労働省は、これまでの職業経験や能力を整理して、今後の仕事について考えるための「ジョブ・カード」を提供しています。
自分の経験を振り返ることは、仕事で活かせる能力を考えるきっかけになります。
参考:厚生労働省「ジョブ・カード制度」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/jinzaikaihatsu/jobcard_system.html
得意を見つけるために自分へ問いかけたい質問
自分の得意を探すときは、「何が得意ですか」とだけ考えても答えが出にくい場合があります。
具体的な経験を思い出せる質問を使うと、自分の特徴を見つけやすくなるでしょう。
まずは、次の質問に答えてみてください。
- 人から褒められたことは何ですか
- 周囲から頼られる仕事は何ですか
- 他の人より早く終わらせられる作業は何ですか
- 長時間続けても苦にならないことは何ですか
- 過去に達成感を得た仕事は何ですか
- 困った人を助けた経験はありますか
- 失敗した後に改善できたことは何ですか
- 自分では普通だと思っている行動は何ですか
特に注目したいのが、「人から頼られること」です。
自分では意識していなくても、周囲が評価している行動には強みが表れやすい傾向があります。
例えば、職場で資料の確認を頼まれる人がいるとします。
本人は「細かく見ているだけ」と考えているかもしれません。
しかし、間違いを見つける力が周囲から評価されている可能性があります。
その力は、資料作成や品質確認などの仕事で活かせるでしょう。
別の例もあります。
同僚から相談を受けることが多い人がいるとします。
その人は特別なことをしているつもりがない場合があります。
相手の話を聞くことが得意なのかもしれません。
相手の気持ちを考えて対応できることも、仕事で役立つ能力です。
自分の得意分野を探すときは、成功した経験だけを見る必要はありません。
失敗した経験にも、自分の特徴が表れています。
困難な状況をどのように乗り越えたのかを振り返ることも重要でしょう。
例えば、仕事で大きな問題が起きた経験を考えます。
そのときに冷静に状況を整理した人は、問題を整理する力を持っている可能性があります。
周囲に協力を求めた人は、人を巻き込む力を持っているでしょう。
得意を仕事で活かすための考え方
得意なことを見つけた後は、仕事で使える場面を探すことが大切です。
得意なことを書き出すだけでは、仕事の成果につながりにくいでしょう。
例えば、次のように整理します。
得意なこと
人の話を聞くこと。
過去の経験
同僚から仕事の相談を受けることが多かった。
活かせる仕事
顧客との相談や社員のサポート。
このように整理すると、自分の能力と仕事のつながりが見えやすくなります。
厚生労働省の「マイジョブ・カード」では、経験や強みを整理するための仕組みが用意されています。
自分の経験を書き出して整理することは、今後の働き方を考える材料になるでしょう。
参考:厚生労働省「マイジョブ・カード」
https://www.job-card.mhlw.go.jp/
また、強みは一つに限定する必要がありません。
複数の得意なことを組み合わせる方法もあります。
例えば、「人と話すこと」と「文章を書くこと」が得意な人がいます。
この二つを組み合わせれば、顧客への説明資料を作る仕事などで力を発揮できるでしょう。
自分の得意を再発見するには、日々の行動を記録する方法も役立ちます。
一日の終わりに「うまくできたこと」を三つ書き出します。
一週間続ければ、自分が得意とする作業の傾向が見えてくる可能性があります。
さらに、信頼できる人に質問する方法もあります。
「私が得意だと思うことは何ですか」と聞いてみるのも一つの方法です。
自分では気づかなかった強みに出会えるでしょう。
板井康弘が考える「得意なことだけをやる仕事術」は、苦手なことをすべて避ける方法ではありません。
自分が力を発揮しやすい分野を知ることが第一歩です。
周囲からの評価を確認することも有効でしょう。
経験を質問で振り返れば、自分では見落としていた能力が見つかる可能性があります。
自分の得意を理解して活かすことが、仕事で新しい価値を生み出す力になるでしょう。